いわき民報・熱さ集結!アートなチカラ展


                                   2010年8月25日  

               芸術が持つ巨大なパワー

                                  
 
市内外で活躍するアーティストの作品が一堂に会し、7日から9日間、鹿島町のギャラリー創芸工房で開催していた「アートなチカラ展」。最終日の15日は、出品作家や音楽アーティストが集まり、さまざまなイベントが催された。
今回は、その様子を紹介する。
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 同日は、横浜市在住のチョークアートアーティスト・松本かなこさん(25)が、地面にチョークで描く「大地のアート」や、会期中展示していた作家オリジナルのうちわのオークション「風々オークション」、フォークソングデュオ・かざみどりのライブといった多彩なイベントが行われた。
 松本さんのチョークアートは、同日午前10半から午後3時半までかけて仕上げた力作。レオナルド・ダ・ヴィンチの「白貂(テン)を抱く貴婦人」を丁寧に描き上げた。写実的に浮かび上がる作品に、来場者は興味津々。制作の様子を写真に収めるなど、終始、人だかりができていた。
 松本さんがチョークアートに出会ったのは、インテリアを勉強するため、イタリアに留学していたとき。平成18年から現地で半年間パフォーマンスを行い、帰国。同20年からは、日本でも活動を始めた。
 作品は、水で流れるチョークとパステルを使って描かれている。松本さんは「地面に浮かび上がる人の顔に、びっくりしてほしい」と話すとともに、「自分は有名な絵を模写している。私の作品を見て、有名な絵を知るきっかけになったり、幸せな気持ちになってほしい」と制作に対する思いを語った。
 いわきでのパフォーマンスは初めてで、また、「ギャラリーの雰囲気も良く、おもしろい作家さんばかりでとても楽しい」と笑顔を見せた。
 その後開かれた「風々オークション」では、約20人の作家が心を込めて作った約50本のうちわが出品された。1本のうちわをめぐり、参加者同士が駆け引きをしたり、2500円で落札された高額うちわが飛び出すなど、白熱したオークションが展開された。
 午後6時から始まった「かざみどり独占ライブ」では、外の気温が下がらない暑い中、来場客もかざみどりと一緒に汗を流しながら音楽を楽しんだ。
 今年で8回目の開催となったアートなチカラ展。ジャンルを越えたアーティストが集い、来場者と楽しんでいた風景は、何もかも包み込む芸術の底なしの力を感じさせた。








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