袋中上人・生い立ちと行跡



袋中上人行化碑 那覇市内 松山公園(桂林寺開教跡地)
袋中上人(たいちゅうしょうにん)
1552年天文21年1月29日  生家 現:福島県いわき市常磐岩ヶ岡
5歳で千字文をそらで覚える
6歳で中国古典である五経を唱える
7歳の時、剃髪し能満寺へ 現:福島県いわき市常磐西郷
16歳 如来寺にて学業に励む。
20歳 専称時・円通寺へ広く深い学識を身につけ、知性にみがきをかける。
25歳 増上寺に入りいっそう精進をかさね、浄土宗の知識をつむ。
29歳 浄土宗派本山 成徳寺の住持職となる。
48歳 磐城平の城主 磐城貞隆により苦提院を建立し上人を迎える。
52歳 中国(当時 明)に渡り、日本に渡来していない経論をの願いも入明できず。 
         明軍は日本軍の再度の侵攻を警戒し、入明できなかった上人は「琉球」に
     入り沖縄に浄土念仏をともし小禄村:現 那覇市内に「小禄浄土」を伝える。
55歳 便船にて帰国
60歳 京都三条大橋のほとりに草庵
72歳 天満宮の社壇の下に心光庵にて念仏
88歳 飯岡に寺庵を建立:現 西方寺 寛永16年1月21日終焉
        念仏の中に起き 念仏の中に眠り
               念仏の中に食し 念仏の中に動き 念仏の生活
*袋中とは「きりが袋の中からあらわれる」きりを袋の中に入れておいても
自然に突きやぶって出てくる。真の人物はいまはかくれて見えなくても、
やがてその徳によって世にあらわれる。


by
関連記事