沖縄の作家


明日から「沖縄の手技・仕事展」開催
会期:2014年9月20日(土)~9月28日(日)
10:30AM-6:30PM<会期中無休>


 上間ゆかり:首里織
1991 首里織後継者育成事業の受講生となる
1993 初級・中級を終了後に首里織組合に加入、制作活動に入る
2008~3年間、沖縄工芸振興センターにて織物講師を務める
2009 日本民芸館展 入選
糸から布へカタチを変える織物の世界、
言葉では 表現し尽くせない魅力がそこにはあって、
織物を始めた頃と変わらない やりがいがあります。
伝統を踏まえ、変わらずに守り続けていく部分と、
今の時代を感じながら
「新しい」や「面白い」にチャレンジする気持ちも大切に
自分が作りたいと思う布、そうして求められる布を
素直に これからも 織り続けていきたい


金良勝代:首里織
1988  那覇伝統織物組合後継者育成修了
    宮平織物工房(アトリエルバース)に入る
1991 大塚テキスタイルデザイン専門学校
1993 同校卒業後 再び工房へ
2004 退社 作品制作に入る
2010 首里織物組合に加入
フーチバーの葉裏の白い綿毛が、もぐさの素と知ったのは織りを始めてから。
米粒ほどのもぐさに火を点け、フーフーと息を吹きかけ押し消す。
フーチバーを煎じながら、幼い頃見た祖母の背中を想う。
手結い絣の一本一本を合わせていると、あの方の横顔を想う。
美しい絣が生まれますようにと祈る手を。
そうしてまた一つ織り上がり、次の糸の準備をする。
その繰り返しが、明日へ繋がっているんだと最近感じるのです。


新垣斉子:首里織
1999 那覇伝統織物組合後継者育成修了
2000 首里織物組合に加入
近年は沖縄の植物染料を中心に糸染めをし着尺・帯地を主に制作。
2011 沖縄県の嘱託職員として首里織検査所にて伝統工芸製品検査員も務めている。
「植物から色を頂戴して糸を染めて織る」ことへの憧れから入った染織の道。
首里織を始めて、琉球王家の衣装、戦前戦後の庶民の着物の美しさに心を奪われました。
大切にされていくものをつくり出すこと、特別でない特別なもの、普通の上等。
染織の道に入り十数年経った今も、新鮮な感動を覚えています。


羽地美由希:宮古島・染織
2003 母から織りの基本を学び、宮古島で最年長の織手工房へ修業1年半。
2005 「工房がじまる」を立ち上げる。 宮古上布保持団の研修3年間受講
2011 沖展(第63回)奨励賞受賞 タイトル「南十字星」宮古上布着尺
2012 「工房がじまる」にて作品制作と宮古上布体験、小物販売
宮古上布は宇麻を栽培し、40日頃刈り取り、繊維を茎から取り出し、島内のばあちゃん達の手によって積まれます。糸は人間が積み出していますから太いところと細いところがあり、表情もさまざまです。繊維を細く細く爪で裂き、ひねっています。
織りやデザインも重要ですが、一番の特徴はやはり100パーセント完全に島内で作ります手積み宇麻糸(方言で`ぶー`)です。糸は島のおばあの様に凛としていて、この糸に惚れ込んで織物を始めました。


野原町子:草木染
那覇市出身
紅型の嘉陽宗久氏に指導を受ける
1995 八重瀬町具志頭に「のはら工房」を構える
1994~2001まで、具志頭中学校において総合学習の講師をする。
現在 藍・草木・ロウケツ染めの制作に取り組む
染めるヨロコビ、植物のフシギ、つくるオモシロサ・・・
あなたも草木染め体験をしてみませんか?
藍の生葉染め、紅染め、福木染め・・・のはら工房では年間を通してその季節に合った
草木染め体験を実施しております。


宮城奈々:染織
2009 沖展(第61回)奨励賞受賞
2011 沖展(第63回)大賞受賞
2011~2013 沖縄県工芸振興センターにて織物講師を務める
2014 MOA美術館招待出品


宮良耕史郎:久米島・木工「五え松工房」
木材は琉球松・イタジイ・ヤブニッケイ・センダン・黒檀をつかい
スプーン・バターナイフ・カトラリー・豆皿などを出品
黒檀のスプーンは特に硬くて水に入れても沈んでしまう材料を、一つ一つ丹念に削っていく、カタチも大きさも違い、なんとなく楽しく笑顔となり幸せがひろがります。


芝原雪子:陶芸
2001 読谷山焼北窯、陶房眞喜屋にて修業
2010 読谷村に「工房コキュ」を築陶
沖縄の土と釉薬を使い、やちむんの力強さと淡い絵付け・フォルムは女性的なやさしさが伝わってきます。


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